給与が勤務日数に比例して80%になると仮定する
今回は、週5日から週4日へ変更し、給与も勤務日数に比例して80%になるケースを想定します。実際には会社の制度、職務、賞与、手当によって減り方が異なります。
現在の額面年収 | 週4日後の額面年収 | 年間の減少 | 月平均の減少 |
|---|---|---|---|
360万円 | 288万円 | 72万円 | 6万円 |
480万円 | 384万円 | 96万円 | 8万円 |
600万円 | 480万円 | 120万円 | 10万円 |
これは税引前の比較です。所得税や住民税も変わるため、手取りの減少額は額面の減少額と同じではありません。
1年間で増える休日は約52日
毎週1日休みが増えると、年間52週で約52日の自由時間が増えます。1日の勤務8時間と往復1時間の通勤を避けられるなら、1年で戻る時間は次のとおりです。
9時間 × 52日 = 468時間
468時間は、8時間単位にすると約58.5日分です。単に休日が52日増えるだけでなく、通勤と仕事の準備時間も減ります。
増える休日1日を、いくらで買うことになるか
現在の年収 | 年間の減収 | 増える休日1日あたり | 増える1時間あたり |
|---|---|---|---|
360万円 | 72万円 | 約1万3,800円 | 約1,540円 |
480万円 | 96万円 | 約1万8,500円 | 約2,050円 |
600万円 | 120万円 | 約2万3,100円 | 約2,560円 |
年収480万円の人なら、額面年収96万円と引き換えに年間52日の休日を得ます。1日あたり約1万8,500円、通勤を含む468時間で割ると1時間あたり約2,050円です。
5年間続けると、260日の休日が増える
現在の年収 | 5年間の額面減収 | 増える休日 | 通勤を含む増加時間 |
|---|---|---|---|
360万円 | 360万円 | 260日 | 2,340時間 |
480万円 | 480万円 | 260日 | 2,340時間 |
600万円 | 600万円 | 260日 | 2,340時間 |
5年間では、週4日勤務によって約260日の平日が増えます。一方、年収480万円の例では額面収入が累計480万円減ります。
週4日勤務が合いやすい状況
- 月6万〜10万円の額面収入減を受け入れられる
- 増えた1日を休養、育児、介護、学習、副業などに具体的に使いたい
- 週5日を続けることで体調悪化や退職の可能性が高まっている
- 生活費を下げるか、貯蓄額を一時的に減らせる
逆に、住宅費や教育費など固定費が高く、毎月の収支に余裕がない場合は、勤務日数だけを先に減らすと家計が不安定になります。
判断するときは手取り額と将来の差も確認する
この試算は現在の年収を単純に80%にしたものです。実際には社会保険料、税金、賞与、退職金、昇給、年金額にも影響します。会社から週4日勤務の給与条件を提示してもらい、手取り見込みと増える時間を同じ表に置くことが必要です。
週4日勤務は「年収を2割失う選択」だけではありません。年収480万円のケースなら、年間96万円で平日52日、通勤を含めて468時間を買い戻す選択とも表現できます。その時間を何に使うかが、費用に見合うかを決めます。