往復120分の通勤を40分へ減らす

今回は、週4日出勤し、年間48週働く人を想定します。現在は片道60分、引っ越し後は片道20分です。

  • 現在の往復通勤:120分
  • 引っ越し後の往復通勤:40分
  • 1出勤日の短縮:80分
  • 年間の出勤日:週4日 × 48週 = 192日

80分 × 192日 = 15,360分 = 256時間

年間で256時間、8時間単位なら32日分の時間を取り戻せます。

家賃増加額ごとの費用を比べる

月の家賃増加

年間の増加

取り戻す1時間あたり

8時間分あたり

1万円

12万円

約470円

3,750円

2万円

24万円

約940円

7,500円

3万円

36万円

約1,410円

1万1,250円

月3万円の家賃増加でも、年間256時間を短縮できるなら、時間1時間あたりの費用は約1,410円です。これを高いと考えるかは、その時間を休養、睡眠、家事、副業などへ使えるかで変わります。

5年間では160日分の時間になる

月の家賃増加

5年間の追加家賃

短縮できる時間

8時間換算

1万円

60万円

1,280時間

160日

2万円

120万円

1,280時間

160日

3万円

180万円

1,280時間

160日

同じ職場へ5年間通うなら、短縮時間は1,280時間です。8時間単位で160日分になります。月3万円高い部屋では追加家賃が180万円になるため、160日分の時間を180万円で買う計算です。

引っ越し費用を加えると、短期では不利になる

実際には追加家賃だけでなく、敷金、礼金、仲介手数料、引っ越し代、家具の買い替えが発生します。初期費用を30万円と仮定すると、月3万円高い部屋へ1年間住む費用差は66万円です。

追加家賃36万円 + 初期費用30万円 = 初年度66万円

初年度だけで見ると、256時間を1時間あたり約2,580円で買う計算になります。長く住むほど初期費用が薄まり、短期間で転職や異動をする可能性が高いほど不利です。

時間以外にも変わること

  • 睡眠時間を増やせる
  • 満員電車や遅延の負担が減る
  • 帰宅後に家事や食事をする余力が残る
  • 定期券代や駅までの交通費が減る可能性がある
  • 部屋の広さ、周辺環境、災害リスクが変わる

一方、在宅勤務が増える、転職する、勤務先が移転する場合は、想定した短縮時間を得られません。

家賃の上限は、買い戻したい時間から逆算する

今回の条件では、月1万円なら1時間約470円、月2万円なら約940円、月3万円なら約1,410円です。自分が自由時間1時間に払ってよい金額を決めれば、許容できる家賃増加額を逆算できます。

家賃だけを見れば安い家に住む方が有利です。しかし、通勤に毎年256時間を使うなら、その時間にも費用があります。住居費と時間を別々にせず、年間費用と年間短縮時間で比較することが重要です。